西海市議会 > 2011-03-04 >
03月04日-01号

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  1. 西海市議会 2011-03-04
    03月04日-01号


    取得元: 西海市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成23年  3月 定例会(第1回)     平成23年第1回西海市議会定例会議事日程(第1号)                         平成23年3月4日(金)                         午前10時開議開会宣言日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸報告日程第4 施政方針   (日程第5 議案第3号から日程第19 議案第17号までの15件一括上程)日程第5 議案第3号 西海市西海農民センターの指定管理者の指定について日程第6 議案第4号 西海市大瀬戸社会福祉センターの指定管理者の指定について日程第7 議案第5号 西海市立横瀬保育所の指定管理者の指定について日程第8 議案第6号 西海市立大島児童館の指定管理者の指定について日程第9 議案第7号 西海市江島デイサービスセンターの指定管理者の指定について日程第10 議案第8号 西海市平島デイサービスセンターの指定管理者の指定について日程第11 議案第9号 西海市デイサービスセンターつばき苑の指定管理者の指定について日程第12 議案第10号 西海市大瀬戸デイサービスセンターの指定管理者の指定について日程第13 議案第11号 西海市黒口ふれあいの館の指定管理者の指定について日程第14 議案第12号 西海市高齢者コミュニティセンター「くろくち荘」の指定管理者の指定について日程第15 議案第13号 西海市中浦すこやかセンターの指定管理者の指定について日程第16 議案第14号 西海市大島配食サービスセンターの指定管理者の指定について日程第17 議案第15号 西海市西海高齢者生活支援ハウスの指定管理者の指定について日程第18 議案第16号 西海市大島高齢者生活支援ハウスの指定管理者の指定について日程第19 議案第17号 西海市崎戸高齢者生活支援ハウスの指定管理者の指定について   (日程第20 同意第1号審議)日程第20 同意第1号 西海市教育委員会委員任命同意について   (日程第21 同意第2号から日程第26 同意第7号までの6件一括上程)日程第21 同意第2号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について日程第22 同意第3号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について日程第23 同意第4号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について日程第24 同意第5号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について日程第25 同意第6号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について日程第26 同意第7号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意について   (日程第27 議案第19号から日程第60 議案第52号までの34件一括上程)日程第27 議案第19号 西海市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第28 議案第20号 西海市立保育所幼稚園民営化等検討委員会条例の制定について日程第29 議案第21号 西海市総合支所設置条例の一部を改正する条例の制定について日程第30 議案第22号 西海市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について日程第31 議案第23号 西海市ふるさと創生基金条例を廃止する条例の制定について日程第32 議案第24号 西海市公共待合所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第33 議案第25号 西海市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第34 議案第26号 西海市市有林取締人設置条例を廃止する条例の制定について日程第35 議案第27号 ふるさと西海応援寄附金条例の一部を改正する条例の制定について日程第36 議案第28号 西海市県営土地改良事業分担金徴収条例の制定について日程第37 議案第29号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について日程第38 議案第30号 市道の路線認定について日程第39 議案第31号 西海市税条例の一部を改正する条例の制定について日程第40 議案第32号 西海市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について日程第41 議案第33号 西海市地域福祉推進会議設置条例の制定について日程第42 議案第34号 西海市要保護児童対策地域協議会設置条例の制定について日程第43 議案第35号 西海市社会福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第44 議案第36号 西海市高齢者生活支援事業実施施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第45 議案第37号 平成22年度西海市一般会計補正予算(第6号)日程第46 議案第38号 平成22年度西海市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)日程第47 議案第39号 平成22年度西海市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)日程第48 議案第40号 平成22年度西海市下水道事業特別会計補正予算(第4号)日程第49 議案第41号 平成22年度西海市特別養護老人ホーム大崎やすらぎ荘特別会計補正予算(第3号)日程第50 議案第42号 平成22年度西海市介護保険特別会計補正予算(第3号)日程第51 議案第43号 平成22年度西海市水道事業会計補正予算(第4号)日程第52 議案第44号 平成23年度西海市一般会計予算日程第53 議案第45号 平成23年度西海市国民健康保険特別会計予算日程第54 議案第46号 平成23年度西海市後期高齢者医療特別会計予算日程第55 議案第47号 平成23年度西海市簡易水道事業特別会計予算日程第56 議案第48号 平成23年度西海市下水道事業特別会計予算日程第57 議案第49号 平成23年度西海市交通船特別会計予算日程第58 議案第50号 平成23年度西海市介護保険特別会計予算日程第59 議案第51号 平成23年度西海市水道事業会計予算日程第60 議案第52号 平成23年度西海市工業用水道事業会計予算        平成23年第1回西海市議会定例会会議録                              (第1号)招集年月日    平成23年3月4日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   3月4日 午前10時0分 宣告(第1日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 平井満洋   ◯     11 永田良一   ◯     2 朝長隆洋   ◯     12 杉本秀伸   ◯     3 小嶋俊樹   ◯     13 佐嘉田敏雄  ◯     4 宮本一昭   ◯     14 井田利定   ◯     5 山口好晴   ×     15 浅田幸夫   ◯     6 中尾清敏   ◯     16 佐々木義信  ◯     7 平野直幸   ◯     17 田口 昇   ◯     8 吉田年位   ◯     18 岩本利雄   ◯     9 田川正毅   ◯     19 中里 悟   ◯     10 杉澤泰彦   ◯     20 中野良雄   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          田中隆一   西彼総合支所長     永山 巧  副市長         一瀬修治   西海総合支所長     山下利喜  総務部長        竹口一幸   大島総合支所長     森 重義  さいかい力創造部長   葉山千年   崎戸総合支所長     藏前龍日出  市民環境部長      山下安夫   総務課長        繁山 均  保健福祉部長      澤田洋子   財務課長        冨永敬二  産業振興部長      松永勝之輔  教育長         野田憲佑  建設水道部長      山崎琢磨   教育次長        吉田 浩  行政改革担当理事    中浦久幸   監査委員        河野清治  福祉事務所長      深堀栄子   監査委員事務局長    岸本徹也  会計管理者       本川信作職務のため出席した者の職氏名  事務局長        太田利幸   書記          岩永志保  書記          松山 靖   書記          早崎正樹     午前10時0分 開会 ○議長(中野良雄)  おはようございます。 ただ今の出席議員数は、19人です。 定足数に達していますので、ただ今から平成23年第1回西海市議会定例会を開会します。 これから、本日の会議を開きます。 5番、山口好晴議員から療養のため、本定例会の全ての期間を欠席する旨の欠席届が提出されましたので、報告します。 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりです。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中野良雄)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第79条の規定によって、17番、田口昇議員及び18番、岩本利雄議員を指名します。 △日程第2 会期の決定 ○議長(中野良雄)  日程第2 会期の決定を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日3月4日から3月23日までの20日間とし、会期中の日程につきましては、お手元に配付のとおりとすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、会期は、本日3月4日から3月23日までの20日間に決定しました。 △日程第3 諸報告 ○議長(中野良雄)  日程第3 諸報告を行います。 まず、諸般の報告を行います。 本日までに受理した請願は、お手元に配りました請願書の写しのとおりです。 請願第1号 「保育」を守る請願書は、厚生常任委員会に付託します。 次に、議長としての報告事項は、印刷してお手元に配布しているとおりです。 会議の内容等についての説明は省略させていただきます。 なお、詳細については、資料を議会事務局に備えていますので、御覧いただきたいと思います。 次に、外海地区衛生施設組合議会議員及び長崎県後期高齢者医療広域連合議会議員から会議の報告がありました。 報告書については、お手元に配布のとおりです。 次に、監査委員から定期監査及び例月出納検査の結果報告がありました。 報告書については、お手元に配布のとおりです。 以上で諸般の報告を終わります。 市長から行政報告の申し出がありましたので、これを許可します。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 皆様、おはようございます。 行政の諸報告をさせていただきます。 本日、平成23年第1回西海市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、お繰り合わせ御出席を賜り厚くお礼を申し上げます。 本日は、第1回定例議会の初日に当たり、同意案7件、条例案16件、その他の議案2件、補正予算案7件及び当初予算案9件の計41件の議案等を提出させていただいておりますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 それでは、平成22年第4回定例議会以降の行政の諸報告を申し上げます。 まず、総務部関連では、総務課関係で、大島町内の市有地を不法に占拠している業者を相手取り提訴しております建物収去土地明渡請求事件の控訴審につきまして、昨年12月14日に福岡高等裁判所で第1回目の口頭弁論が開かれ、本年1月17日、2月9日の両日には弁論準備手続が行われております。 なお、次回期日として、本日3月4日に引き続き弁論準備手続が予定されております。 次に、旧崎戸町の臨時職員であった方が、当時の崎戸町役場が社会保険の適用事業所となっていなかったことをもって、年金の逸失利益に対する損害賠償を求められている訴訟について、昨年12月7日及び本年2月1日に、それぞれ弁論準備手続が行われております。 次回は、今月15日に引き続き弁論準備手続が予定されております。 また、崎戸町内に設置しております崎戸定住者促進住宅の賃借人2名が、入居以来一切の賃料を支払わず、退去の届け出や鍵の返還を行わないまま連絡が取れないため、その保証人である方を含む3名を相手取り提訴している件で、いまだ判決を得ていない2名について、1月13日及び2月17日に、それぞれ弁論準備手続が行われております。 次回は、3月24日に、両名とも引き続き弁論準備手続が予定されているところです。 安全安心課関係では、消防防災関係で、1月8日に西彼総合体育館において西海市消防出初式を開催し、多くの来賓の皆様の御臨席のもの、488名の団員の参加を得て盛大に挙行することができました。 また、防火啓発活動につきましては、昨年12月26日から30日までの間、年末警戒を実施したほか、3月1日から7日まで実施される春季全国火災予防運動に合わせて、火災予防パレード夜間防火広報活動を行い、火災予防に努めているところです。 昨年1年間の火災の発生状況は、建物火災5件、林野火災2件、船舶火災2件、その他の火災7件の合計16件の火災が発生し、昨年に比べますと2件少なくなっております。 また、今年1月から現在までの間では、林野火災1件とその他の火災3件が発生しておりますが、地域住民の御協力と、常備消防や各消防団の迅速な対応により、大火には至っておりません。 次に、さいかい力創造部関連では、政策企画課関係で、昨年10月1日を基準日として実施された国勢調査の結果、本市の国勢調査人口は3万1,183人、世帯数は1万1,875世帯という速報値が公表されました。 前回の国勢調査人口が3万3,680人、世帯数が1万2,122世帯でしたので、人口で実に2,497人、世帯で247世帯もの減少となっており、現在、この減少による行政運営等への影響について、各担当部署ごとに検討させているところです。 次に、大島・崎戸地域と本土部を結ぶ唯一の生活道路資産である大島大橋の早期無料化実現のため、去る1月15日に発足した大島大橋早期無料化実現期成会の皆様の御協力を得て、同31日に長崎県知事並びに県議会議長に対し要望書を提出したところ、県知事から、県出資金の償還を免除することとし、2月定例県議会へ関係議案を提出したいとの回答を頂きました。 これを受けて私ども西海市といたしましても、来る4月1日からの無料化実施に向けて、本議会に建設事業負担金の予算を提案させていただいたところです。 議員の皆様の御理解を賜りたくお願い申し上げます。 また、長崎県が募集していた地域全体に効果を及ぼすプロジェクトに対して集中的に支援する「がんばらんば長崎」について、本市では次世代に受け継がれる自慢のふるさと西海を目指す西海市さとやまイニシアティブ推進事業をもって応募しております。このことにつきましては8日に最終的なプレゼンテーションが行われることになっております。 まちづくり推進課関係では、過疎化や高齢化が進む集落対策の一つとして設置している集落支援員について、昨年来、設置要望があった3つの地区のうち、西海町水浦地区及び大島町大島地区をそれぞれ担当する支援員として2名の委嘱を行い、現在、各集落の課題調査等の活動に従事していただいております。 この事業は、長崎県では先進的な取り組みとなりますが、今後、地域の皆様との連携により、集落の活性化につながるものと大いに期待しているところです。 市民環境部関連では、環境政策課関係で、大瀬戸町雪浦小松地区で進めております西海市汚泥再生処理センター整備事業の敷地造成工事において、2月に新たな滑り面が発生したため、その対策にかかる調査、設計を現在行っているところです。 今後、その対策工事終了後に本体建設工事に着手し、早期完成に向け事業の推進を図ってまいります。 また、西海町太田和地区で計画を進めております西海市ごみ処理施設整備事業は、建設地の地質調査を終え、敷地造成設計を進めており、平成23年度には敷地造成工事の実施及びプラント建設の入札に向けた手続を予定しております。 保健福祉部関連では、健康づくり課関係で、1月20日に西海市健康づくり推進協議会を開催し、市民の健康づくり計画である「健康さいかい21」について、最終年度である平成24年度に向けて、中間見直しのための協議を行いました。 また、2月17日から6回に分けて、自殺予防対策推進のため、窓口での相談対応による早期自殺予防を図ることを目的として、借金・経済問題とメンタルヘルスの専門家による職員研修を行いました。 2月18日には、精神保健福祉協会との共催により、大島町においてうつ病から大切な人を守りたいというテーマで、主に若者のうつについての講演会を開催し、多くの市民の皆様に参加頂きました。 医療保険課関係では、2月22日に、平成22年度第2回国民健康保険運営協議会を開催し、平成23年度国民健康保険事業当初予算及び事業計画案等について協議を頂きました。 また、老朽化により建て替えが急がれておりました江島診療所医師住宅の新築工事がほぼ完了し、離島医師の生活環境改善に加え、今後の安定的な医師確保にも寄与するものと考えているところです。 福祉課関係では、西海市地域福祉計画の策定について、これまで10回の作業部会と3回の策定委員会を開催し、計画素案を作成した上、2月に実施したパブリックコメントを経て、現在、計画の最終調整を行っているところで、今月末には策定を完了する予定となっております。 児童福祉関係では、安心して子育てのできる環境整備を推進するため、安心こども基金を利用し、保育園等に対するAED購入補助放課後学童クラブへの送迎車購入補助を行うとともに、市主催の子育て支援従事者研修会や親育ち講座などを開催しました。 また、今月末には、子育てに関する情報を提供するため、子育てガイドブックを発行し、市役所ホームページの掲載内容についても、今後充実を図っていくこととしております。 長寿介護課関係では、1月20日に介護保険事業計画策定委員会を開催し、平成23年に策定する第5期介護保険事業計画の前準備のための日常生活圏域ニーズ高齢者実態調査について協議し、調査内容等について決定しました。 この調査は、65歳以上の方から約2,000名の方を無作為抽出し、先月中旬から今月下旬にかけて郵送方式により実施するものです。 また、1月24日には、老人ホーム入所判定委員会を開催し、市内施設に2人の措置を決定しております。 産業振興部関連では、農林課関係で、現在、口蹄疫が韓国を中心に猛威を振るっておりますが、我が国では、高病原性の鳥インフルエンザが宮崎、鹿児島、愛知、大分、三重の各県に拡大し、いまだ終息の兆しを見せない状況にあり、大変憂慮しているところです。 幸い本市への感染はあっておりませんが、県内でも、オシドリとハヤブサの死骸から、それぞれ強毒性鳥インフルエンザウイルスH5亜型が発見され、以来、環境省及び関係機関において監視が強化されているところです。 鳥インフルエンザウイルスは、野鳥が感染源となる可能性が高いことから、現在、関係農家では、防鳥ネットの設置その他の防疫対策に努めており、市といたしましても、これまでに全養鶏農家に消石灰の配布を行い、防疫の徹底を呼びかけるとともに、関係機関との対策会議及び庁内対策会議を開催し、有事の際に備えて、各役割分担等の確認を行ったところです。 今後も情報収集に努めながら、関係機関と連携し、迅速な対応を図ってまいります。 また、本年度の重点施策の一つである有害鳥獣被害防止対策として取り組んでおります捕獲業務につきましては、現在かなりの成果が上がっているところであり、2月15日の時点の捕獲頭数は1,487頭に上り、本年度緊急雇用創出事業により大島町で重点的に実施したイノシシ対策重点モデル事業においても、捕獲実績が201頭で、当初、本年1月末までとしていた終期を2月末まで延長し、取り組んだ結果、計画を上回る成果が出ており、一般の捕獲業務と合わせますと捕獲頭数は1,688頭を数え、昨年度の約3倍の実績を挙げております。 今後も、一層の成果を得られるよう努力を続けてまいりたいと考えているところです。 水産課関係では、新規漁業就業者の自立を支援する漁船リース事業について、本年2月に大瀬戸町漁協及び西海大崎漁協にそれぞれ1隻の整備が完了し、今月中には西海大崎漁協に更に3隻が整備される予定で、今年度中には5名の漁業研修生が独立することとなっております。 市といたしましても、今後、自立に向けた助言等を積極的に行ってまいります。 また、市内水産物のブランド化を目的として、西彼町漁協が、もうかるブランド体制支援事業を活用し、長崎市の出島ワーフにおいて、長崎市内の2漁協と共催によるカキ焼きイベントを実施されております。 このイベントには、12月から2月までの土日の各開催日に現在まで計10回参加し、好調な販売とともに、大いにうず潮カキがPRされたところです。 さらに同事業では、西彼町漁協女性部が、県総合水産試験場の指導を受けながらカキ加工品の開発に取り組んでおり、今後、商品化に向けた改良等を経て新たな西海市ブランドとなるよう、市としても積極的に支援してまいります。 商工観光課関係では、観光振興について、長崎県で平成23年度開催が予定されている「来てみんね!長崎・食KING王国」のプレイベントに向けた取り組みとして、緊急雇用創出事業「食の王国西海・コンシェルジュ事業」により、NPO法人西海市観光協会に新たに職員1名が雇用されております。 このイベントは、長崎ならではの「食」を県内各地域で楽しんでいただく旅と食のキャンペーンで、西海市は、佐世保エリアの構成市町となっており、さいかい丼フェアもこのキャンペーンの一つとなっております。 今後も、観光協会との連携により、さいかい丼フェアや西海大鍋まつりなど、既存イベントの磨き上げとともに、市内の飲食店の洗い出し、実態調査などを行い、食の王国西海の確立に向けた体制づくりを進めてまいります。 また、平成21年度地域活性化・経済危機対策臨時交付金の繰越事業で実施した情報発信による交流人口拡大事業により、観光パンフレット5万部、観光ホームページ、観光PR動画を整備しており、更なる情報発信のためのツールとして積極的に活用してまいります。 今後も、西海市の知名度アップを図るため、さいかい丼フェアや、さいかいGenkiラジオ、オランダ村祭事実行委員会との連携による各種イベントの実施などにより、観光PRと情報発信に努め、交流人口の拡大に向けて取り組んでまいります。 建設水道部関連では、建設課関係で、平成22年度繰越のきめ細かな交付金事業による維持工事等につきまして、これまでに38件の工事や委託業務が完成しております。 また、12月定例議会後の土木事業の発注状況につきましては、道路改良工事2件、側溝整備工事6件、舗装路肩補修工事7件、単独災害復旧工事3件、急傾斜地崩壊対策工事2件及び業務委託4件を発注しております。 なお、今年度の他の工事につきましても、年度内完成を目指して工事を進めておりますが、一部の工事につきましては、測量設計や用地の取得等に期間を要し、着手が遅れたものについて繰越工事となる予定になっております。 住宅建築課関係では、昭和56年度に建設され既に老朽化している崎戸町内鍬田団地全棟(60戸)の浄化槽について改修工事にかかる設計業務の委託及び工事の起工を行い、現在、来年度からの供用開始に向けて工事を進めており、西彼町八木原団地の建替事業に係る基本計画についても、設計業務について委託発注し、同事業の実施に向けて準備を進めているところです。 また、去る1月27日に開会された第1回臨時市議会で議決を頂いた西海市営住宅管理条例の一部改正に伴い、単身入居資格者の入居が可能となった大島町内浦第2単独住宅の4階及び5階部分への入居について、3月発行の市広報紙において募集を行ったところです。 上水道課関係では、簡易水道事業で、国庫補助事業西彼北部簡易水道改良工事、大瀬戸西浜地区配水管布設替工事及び寄船地区送水管布設替事業が工期内に完成予定で順調な進捗を見せており、未給水地域解消工事及び崎戸町旧水道施設解体工事は、既に完成し、検査を終えております。 上水道事業では、大瀬戸上水道取水施設改良工事が完成し、大島上水道施設更新工事、大瀬戸上水道樫浦地区配水管布設替工事等、予定した事業の全てが工期内に完成予定で、こちらも順調に推移しているところです。 また、工業用水浄水場施設改良工事につきましても、ほぼ完成しており、工期内に完了する予定で進行しております。 下水道課関係では、公共下水道事業において、平成21年度繰越工事の国道202号バイパス工事に関連する瀬戸処理区管渠施設工事が10月末をもって完了しており、大串処理区45工区も年度内に完了予定となっております。 本年度事業においては、瀬戸処理区、大串処理区ともに管渠施設工事を発注し、逐次工事を進めておりますが、想定外の岩盤層の出現による日進量の伸び悩みなどにより年度内完了が困難となった工事もあり、一部については平成23年度への繰越手続きを行うこととしております。 その他の工事につきましては、大島塩田漁集処理施設落石防護柵設置工事を発注し、2月末をもって完成しており、合併浄化槽整備事業につきましても、予定どおり年度内に完了予定となっております。 最後に、教育委員会関連では、始めに教育総務関係で、現在、西海地区及び大島・崎戸地区において、中学校適正配置実施計画に基づき、それぞれの地区で中学校開校準備協議会を立ち上げ、新しい中学校の開校に向けた協議や検討を行っております。 また、大瀬戸地区においては、小学校の適正配置実施計画(素案)を作成し、順次、各小学校区で保護者を中心とした説明会を開催しております。 工事契約関係では、崎戸中学校体育館耐震改修工事、西海北小学校駐車場整備工事及び小中学校小型焼却炉解体工事の発注を行いました。 学校教育関係では、1月から2月にかけて5つの小学校で学習発表会や文化祭があり、子どもたちの日頃の学習成果の披露や地域の方々との交流が行われました。 美しい日本語推進事業関係では、1月28日に西海東小学校で研究発表会が開催され、多くの教職員の参加のもと、授業公開とともに、活発な研究協議が行われました。 また、大切な人へ贈る言葉や、子どもたちの詩や俳句などの作品を集録した作品集を刊行し、全ての児童生徒、保護者に配布しました。 社会教育関係では、1月4日に、大島文化ホール及び西彼農村環境改善センターの2会場で成人式を挙行し、479名の方々が、晴れて大人の仲間入りを果たされました。 1月29日には、西彼農村環境改善センターにおいて西海市青少年健全育成大会・少年の主張大会を開催し、午前は、市内の小学生も出演し、ココロねっこ運動オリジナル劇場を上演、午後は、市内の小中高校生14名による意見発表が行われました。 2月4日には、西彼農村環境改善センターにおいて、人のぬくもりと心の豊かさが実感できる西海市をつくろうを大会テーマに、第3回西海市人権のつどいを開催しました。 学校や地域での人権に関する実践報告や講演会、そして、小中学生及び一般からの応募による大切な人へ贈る手紙及び絵手紙の優秀作品の表彰を行いました。 2月27日には、西彼農村環境改善センターにおいて、生涯学習推進大会が開催され、公民館職員研修や地域でのボランティア活動等の事例発表及び美しい日本語推進事業との共催により「言葉の力」と題して作家・重松清氏の講演会が行われました。 社会体育関係では、12月12日に七ツ釜鍾乳洞前広場を発着点に、第6回西海市七ツ釜鍾乳洞ロードレース大会を開催しました。 当日は、県内外から小中学生や高校生、一般参加選手を合わせて766名のランナーが参加して健脚を競い、盛会のうちに終了することができました。 2月18日から20日までの3日間の日程で、第60回県下一周駅伝大会が開催され、西海市は西彼・西海チームとして出場し、総合成績は6位という結果に終わりましたが、女子の部では優勝という好成績を収めております。 また、2月23日には、平成26年度に開催される第69回国民体育大会に向けて、市内各界の代表者からなる国民体育大会西海市準備委員会の第1回総会が開かれ、開催方針や実施目標が承認されました。 以上、平成22年第4回定例議会以降の事務事業の状況について御報告申し上げました。 今後とも、市民の皆様の声にしっかりと耳を傾けながら、西海市のまちづくりに精一杯取り組んでまいります。 ここに議員各位を始め、市民の皆様の御理解と更なる御支援を心からお願い申し上げまして、今回の行政の諸報告とさせていただきます。 続きまして、前回の定例議会以降、2件の予備費充用を行っておりますので、その内容について御説明を申し上げます。 1件目は、さいかい力創造部政策企画課の所管で、本年1月15日に設立された大島大橋早期無料化実現期成会の負担金に充てるため、20万円を充用しております。 具体的には、昨年12月21日に開催された当期成会の設立準備会において、設立総会ほか主要行事の概要が決定したことに伴い、その予算に見合う市の負担金の額も固まり、その上で、目前に迫った設立総会を始めとする期成会の活動に要する費用を、速やかに措置する必要があったため、予備費の充用により対応させていただいたものです。 2件目は、保健福祉部福祉課の所管で、西海市立蛎浦保育所食品消毒庫購入費に充てるため、55万5,000円を充用しております。 具体的には、同保育所において平成2年から使用していた消毒庫が老朽化し、今年に入り、正常に機能しない状態となったことから、衛生面での安全性を確保した上、給食の提供を継続するため、早急に消毒庫の更新を行ったものです。 今回の充用は、いずれも、迅速又は緊急に対応する必要のあった事由によるものですが、今後とも、予備費の執行に当たっては、必要最小限にとどめ、適正な予算執行に努めてまいりたいと存じますので、御理解を賜りたくお願いを申し上げます。 以上で、行政の諸報告及び予備費の充用に関する御報告を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(中野良雄)  以上で行政報告は、終わりました。 これで諸報告を終わります。 △日程第4 施政方針 ○議長(中野良雄)  日程第4 施政方針を行います。 田中市長から施政方針の申し出がありますので、これを許可します。 田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 それでは第1回の定例会でありますので、市長といたしましての施政方針を述べさせていただきます。かなり長講になりますので、よろしくお願い申し上げます。 早いもので、西海市としての市制誕生から満6歳を迎えようとしています。5町合併後の山積する課題も少しずつ解決し、一定の落ち着きを見せ、更なるステップアップに向けて取り組んでいるところです。 7年目となる平成23年度の一般会計及び特別会計当初予算を始め、諸議案の御審議をお願いするに当たり、私の市政運営に取り組む基本的方針と施策の大綱を御説明申し上げ、議員各位並びに市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 さて、今日、景気の動向は依然として、リーマンショック以降の円高、ドル安、株安といった日本経済の低迷により、明るい未来を見出せずにいます。 ものが売れないため価格が下がり、価格が下がるため企業の収益が低迷し、その影響で賃金が下がり、ものが更に売れなくなる。このデフレスパイラルという不景気の連鎖から脱却することが見込めぬ現在、景気回復はまだまだ難しい状況であります。国外に活路を見出す動きもありますが、アメリカ経済の低迷や、中国経済の台頭と不安定さは予断を許さず、中東情勢の緊張も相まって、日本経済を、そして私たちの生活を不安定なものとしています。 国は、多くの景気浮揚策を立ち上げ、不況の波を打ち払おうとしています。私はこれを有効に活用し、基幹産業である農林漁業を中心に、地場産業の活性化と雇用の確保に取り組む所存です。 私は、市長就任以来、全事業の見直しによるムダの削減、開かれた行政を念頭に置きつつ、市政運営に取り組んでまいりました。数々の懸案事項につきましても、多くの市民皆様の御理解と御協力によって、よりよい方向へ動き出しているという手応えを感じているところです。 それぞれに申し上げますと、まず旧長崎オランダ村の利活用問題です。耐震強度の不足が指摘されていた西彼総合支所を当施設に移転するとともに、各種イベントを継続的に開催していることで、これまで閑散としていたこの地域に人の流れが戻ってきました。赤レンガの建物に生気を感じるようになったのは私だけではないと思います。また、企業や福祉施設の誘致を計画しているゾーンについてもいくつかの打診を受けており、今後も元気なオランダ村を発信しながら、西海市浮揚の足がかりとなるよう誘致の実現に努力します。 次に市立病院等の改革ですが、皆様御存知のとおり社会福祉法人福医会に対し、市立病院、大崎やすらぎ荘、そして緑風園を一括して民間移譲することが決定しました。まず、本年4月に、これまで使われてきた現施設での開業とし、翌、平成24年4月に向けて新しく西海・医療福祉センターを新設することとなっています。外科、内科、眼科に加え人工透析などが備わり、大島地区、崎戸地区はもとより、西海市内においても充実した医療機関となる予定です。 さらに、企業誘致においてもひとつの成果を上げることができました。長野県に本社を持ち、ブナシメジを主製品とする株式会社ミスズライフを、西海市初の誘致企業としてお迎えすることができたことです。6億4,000万円の投資を見込み、正職員、パートなど約20名の雇用が期待されています。待望していた働く場の確保の第一歩となりました。また、今後についても工業団地の新規造成にかかる協議を進めており、新たなる企業の誘致にも努力する所存です。 これらとともに、実現に大きな期待が寄せられているのが大島大橋通行料の無料化です。中村法道知事の御英断を頂き、未償還金のうち、県出資分約14億円を免除、また残りの約23億円については、建設費負担金として合併特例債の活用が認められておるところです。2月23日から始まった県議会に関連議案を上程していただいており、西海市としても県と歩調を合わせ、今市議会に上程、審議をお願いしている次第です。無料化が実現すれば大島、崎戸地区の市民の皆様の利便向上はもとより、島内企業や観光事業においても、これまでの制約から解き放たれ、可能性の拡大をもたらすものと思われます。また西海市としての一体感を強化し、それこそ飛躍する西海市の象徴となることを期待したいと思います。 さて、広報さいかい1月号での年頭挨拶で御紹介させていただきましたが、今年のテーマは地域再生としています。地域再生とは、地域資源の掘り起こしと、その活用によって、西海市らしさを前面に打ち出した個性あるまちづくりに努め、人や地域の元気を復活させることを意図しております。 この大きな目標を実現させるためには、最大で、かつ必要不可欠な要素として、協働のまちづくりが上げられます。よりよいまちづくりのため、市民と様々な関係団体、そして行政がひとつになって、ふるさと西海市の元気づくりのために何ができるのかということを考え、そして行動する。これこそ、私がいつも唱えさせていただいている協働のまちづくりであろうと思います。 地域に住む市民一人一人が、大小関係なくボランティアの心を持ち、今の自分ができることから行動する。例えば、自宅の前の道路を掃き掃除するとか、花を添えるとか、どんな小さなことであっても、それが集まれば大きな力になり、喜びでもあり、次のステップになると私は信じています。 今年から、過疎化、限界集落対策などのため集落支援員の配置を進めています。地域住民の皆様と一緒に知恵を出し合い、集落の活性化と充実につなげていただきたいと思います。 それでは、将来の西海市が、大きく輝くことを目指して、平成23年度における、それぞれの施策について私の所信の一端を御説明させていただきます。 まず、平成23年度の当初予算でありますが、一昨年の経済危機以降、一部で景気の持ち直しが言われているものの、地方においては引き続き厳しい状況が続いております。本市においては、造船関連企業の業績をみると好調を維持しておりますが、円高の影響もあり全般的には依然として厳しい状況が続いていると認識しております。 今国会においては民主党への政権交代後、初めての本格的な予算編成であり、円高とデフレへの緊急対応として策定された新成長戦略実現に向けた経済対策を着実に推進し、元気な日本を復活させることを目的とした、極めて重要な予算であると位置づけられております。そのため、予算配分では省庁の枠を超えた大胆な組替えを行い、無駄遣いの根絶徹底や、不要不急な事務事業の大胆な見直し、及び元気な日本復活特別枠の活用等により、新たな政策・効果の高い政策に重点配分することとしております。その結果、現在、まだ国会での審議中ではありますが、子ども手当の上積み等、マニフェストの実行や社会保障費の増加等で歳出が拡大し、予算規模としては92兆4,116億円と過去最大規模となっております。いずれにしても、ねじれ国会という政治状況を考えますときに、今国会での予算関連法案の審議が極めて不透明な情勢であり、とりわけ本市の行政運営にも大きな影響を及ぼすことが考えられます。 一方、西海市の平成23年度当初予算におきましても、現在の国・県による財政支援措置が切れる時期を見据えて、徐々に予算規模を圧縮することを基本姿勢としております。特に歳入の約4割を占める普通交付税については、昨年の国勢調査による人口減少や、法人市民税の増収に伴う基準財政収入額の増加等の影響により、交付税全体として確実な減収が見込まれております。また、歳出においては、ごみ処理施設や汚泥再生処理センター整備等の義務的大型事業による支出が大幅に増加するため歳出が膨らみ、平成22年度と比較すると厳しい財政運営が予想されております。 このようなことから、平成23年度の予算編成も昨年度に引き続き全事業の見直しを行い、無駄を省くことを踏まえ、一般財源を部局ごとに枠配分する方式で編成いたしました。また、引き続き市長特別枠を設定して予算配分の重点化を図ることとし、新年度の市政運営のテーマに掲げた地域再生を念頭に置きつつ編成したところであります。 その結果、一般会計では先に述べました大型事業の本格化に伴う増額や、子ども手当、生活保護費等の扶助費の増額、また、市立病院等の民間移譲に伴う人件費等の増額等により、総額208億6,750万円、前年度当初予算と比較して9.3パーセント、17億8,080万円の増となっております。 また、特別会計におきましては合計で104億7,253万円となり、対前年度比で2.8パーセントの減、企業会計につきましても収益的及び資本的支出の合計で4億9,685万2,000円、対前年度比で58.7パーセントの減となっており、いずれも事業量の減少や民間移譲に伴う会計の廃止等が主な要因となっております。この結果、全会計の合計では318億3,688万2,000円、対前年度比7億6,955万4,000円、2.5パーセントの増額となりました。 国においては、ねじれ国会の影響もあって、まだまだ今後の予測が不透明な面もあります。新年度では、これらの情勢の推移を見守りながら、国や県の新たな経済対策などの動向に注視して効果的な施策を打ち出すこととし、私の選挙公約に盛り込んだ各種施策も実行しながら、総合計画に掲げる健康の里さいかいの実現へ向けた取り組みを、積極的にかつ確実に実施してまいる所存であります。 次に、昨年度末に大綱を策定しました行政改革につきましては、その着実な実行を図るための集中改革プランの策定をこの3月に終えたところでございます。 今後、このプランにより、事務事業の見直しや組織の再編、人事管理の適正化など各種の行政改革施策の推進を図ってまいります。 平成23年4月を目標として進めてまいりました市立病院、特別養護老人ホーム大崎やすらぎ荘及び養護老人ホーム緑風園の3施設民間移譲については、市民並びに議会等関係者の御理解と御協力により、社会福祉法人福医会への移譲が決定し、移行作業も順調に推移しております。 本年4月1日からの、福医会による新生、福医会さいかい病院、特別養護老人ホームさいかい及び養護老人ホームさいかいの円滑な運営開始に向け、福医会と連携し万全を期しつつ移行作業を進めてまいります。また、福医会において建設予定の有床診療所、介護療養型老人保健施設及び特別養護老人ホームを複合した施設建設についても、大島総合支所前の市有地内に、この3月着工し、来年の1月完成予定で進められており、平成24年3月の新施設移転開業を目指して全力を傾注しているところであります。 民間移譲により、今まで以上に充実した地域医療が継続的に確保でき、かつ、地域のニーズにあった医療・介護・福祉の3つの要素が連動したサービスの提供を確実に実行できるものと確信しております。 また、市立病院等に続いて民営化の方針が示されておりました市立の蛎浦保育所、間瀬保育所及び大島幼稚園については、西海市立保育所・幼稚園民営化等検討委員会を設置して調査研究を進め、改めて民営化計画を策定したいと考えています。 平成23年度当初予算編成におきましては、先に御紹介いたしましたとおり市政運営のテーマを地域再生といたしました。 そのため、平成23年度も昨年度に引き続き、市長特別枠予算を確保し、職員提案による企画事業の実現を図ります。この中で、島民が安心して老後を暮らせる島づくりを進めるための離島地域支援事業や、深刻な問題となっている有害鳥獣対策のためのイノシシ撃退事業など、地域課題の解決や地域産業の活性化などに資する新たな事業に挑戦してまいりたいと考えております。 特に平成23年度は、西海市総合計画における基本計画の前期5か年の最終年度となっていることから、年度中に、後期5か年の計画策定に向けた見直し作業を進めることといたしております。 具体的には、これまでの取り組みの進捗状況や成果、社会環境や市民ニーズの変化などを踏まえ、施策の内容を見直すとともに、市民生活の改善と市民満足度の向上を図ることを最重視して明確な目標設定を行い、西海市総合計画の基本構想に掲げる将来像、健康の里さいかいの実現に向けて、効率的で効果の見込める施策の構築を図ってまいります。 また、市民協働促進の観点から、政策形成過程における関係機関との十分な協議もさることながら、市民に対しても分かりやすく丁寧に説明する必要があります。 その一環として、平成23年度の当初予算編成時に市長特別枠予算の採択審査を行う際、民間委員を加え、忌憚のない御意見を賜りました。また、平成23年度中に開催する市政懇談会につきましても、市民の皆様の御意見を直接お伺いする機会の更なる充実を図るため、開催のあり方を再検討しており、私が標榜する市民目線での行政運営を一層、推し進めてまいる所存です。 以下、平成23年度に実施する主な施策について、総合計画に掲げる4つの柱に沿って御説明申し上げます。 市の花木ハマボウと市の花カノコユリは、県の指定した希少生物を象徴するものとして、昨年7月、自生地と方言について情報提供をお願いしたところ、多くの方に御協力をいただき、市民の皆様が、自然環境をいかしたまちづくりに高い関心をお持ちであることを実感いたしました。改めてわが故郷を誇りに思う気持ちと、この自然環境を保全し、後世にしっかりと残していかなければならないと強く思うところです。 循環型社会の形成についてですが、市民生活から排出されるごみやし尿の適正な処理のため、新規にごみ処理施設と汚泥再生処理センターを整備しております。しかしながら諸事情により当初計画からの遅れが発生しており、できるだけ早期に完成するよう努力してまいります。 また、資源物収集の効率化を図るため、西海市全体の資源物を処理するリサイクル推進施設の整備に着手いたします。 ソフト面におきましても、一般廃棄物処理基本計画に基づいた、ごみの排出抑制やリサイクルの推進のための啓発に引き続き取り組んでいくとともに、西海市地球温暖化防止対策地域推進計画による、住民の地球温暖化問題に対する意識の高揚を図り、あわせて、自然環境を活用した取り組みの強化に努めてまいります。 住環境の整備につきましては、各種事業計画に沿った、安全で快適な生活基盤の整備に取り組んでまいります。特に大島大橋の通行料無料化は、大島地区、崎戸地区のみならず、西海市民の皆様の住環境を大きく向上させるものと期待されます。 まず、西海市内の住宅部門におきましては、新規事業として、西彼地区の八木原団地建替事業に伴う用地取得及び敷地造成並びに実施設計を予定いたしております。 そのほか、既存市営住宅の外壁改修や、給湯設備改修などを実施いたします。 土木事業の主なものは、継続事業として、西彼地区の市道河内岳2号線など2路線の道路改良事業、並びに大島町浦の谷地区など4地区の急傾斜地崩壊対策事業を予定いたしております。また新規事業としては、大瀬戸町の市道平倉線など6路線の道路改良事業並びに西彼町伊ノ浦地区の急傾斜地崩壊対策事業を予定いたしております。 そのほか、平成22年度地域活性化交付金の繰越予算による道路維持補修事業、交通安全施設整備事業、道路舗装補修事業、河川改修事業等につきましても、地域生活に密着した事業として、早期発注・早期完成を目指してまいります。 また、西彼杵道路をはじめ、国道・県道の改良や港湾施設の整備につきましても、県当局と連携・協力しながら、事業の推進を図ってまいります。 簡易水道事業につきましては、継続事業として、大瀬戸西浜地区配水管布設替事業、西彼町八木原郷の未給水地域解消事業を引き続き実施してまいります。 また、西海大田原地区配水管布設替事業、西海横瀬東地区配水管布設替事業、西海中部浄水場緩速ろ過砂入替事業等を実施いたします。 上水道事業は、大島町においては塩田減圧井築造、送水管布設、電気計装設備等の施設更新事業を行います。また、肥前大島港改修工事に伴う寺島地区配水管布設替事業も実施を計画しております。大瀬戸町関連では、下水道の整備に伴う樫浦地区配水管布設替事業、国道202号バイパス工事に伴う配水管布設替事業、東浜地区配水管布設替事業を実施します。 工業用水道事業は、平成18年度から実施している浄水場施設の改良整備を23年度に完了予定で引き続き進めてまいります。 今後も安全で良質な水道水の安定供給を目指して、維持管理に支障を来す老朽施設につきましても、逐次計画的に整備してまいります。 下水道事業につきましては、地域再生を目指し、居住環境の改善と公共用水域の浄化を図る目的で、計画的に面整備を図ることとしております。 継続事業にて実施している公共下水道事業の瀬戸処理区及び大串処理区は、一部供用を開始しており、区域の拡大を進めております。瀬戸処理区につきましては、今年度に樫浦地区の133戸、大串処理区につきましては、大串地区の69戸が接続可能となる予定であり、水洗化率向上に向けた取り組みを実施しているところであります。 工事につきましては、引き続き、管渠施設を中心に実施してまいります。 次に老朽化が進んでいる農業集落排水施設、漁業集落排水施設、地域し尿処理施設については、随時、設備更新や補修工事を実施し、適正な維持管理に努めてまいります。 一方、集合処理方式で整備できない地区については、平成23年度におきましても、それぞれ地域の特性に応じて、浄化槽設置整備事業(個人設置型)及び浄化槽整備推進事業(市町村設置型)により、調整を図りながら事業を展開していく所存であります。 基地対策関係では、西海町横瀬貯油所に建設中の米海軍エアクッション型揚陸艇(通称LCAC)の駐機場が平成24年3月に完成予定であります。平成24年度からのLCACの運用に伴う、騒音及び低波音並びに沿岸地域への飛来塩分が懸念されることから、その影響が考えられる地域において、移設前及び運用開始後の状況を把握するための測定調査を行うこととしております。 また、今年度から基地にかかわる犯罪等の防止のため、米海軍佐世保基地防犯連絡会議に加盟するなど、関係機関との連携体制を構築し、運用開始後の周辺地域住民を始めとする市民の皆様方の安心、安全の確保に努めてまいります。 消防関係では、昨年から工事を進めております崎戸・大島地区のデジタル同報系防災行政無線整備につきましては、平成23年度は崎戸地区に続いて大島地区の整備を行うこととしております。 ○議長(中野良雄)  ここでしばらく休憩します。     午前11時3分 休憩     午前11時12分 再開 ○議長(中野良雄)  休憩前に引き続き会議を開きます。 市長、どうぞ。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 どうも失礼いたしました。 続けて「働く」の項目につきまして、考えを述べさせていただきます。 企業誘致におきましては、冒頭でも申し上げさせていただきましたが、株式会社ミスズライフの誘致に成功いたしました。御協力いただいた地元、中浦郷の皆様方を始め、長崎県や長崎県産業振興財団の方々には心より感謝の意を表したいと思います。6億4,000万円の投資と正職員、パートなど約20名の雇用が確保されるとともに、ベビーリーフの栽培も予定されています。これからの企業誘致の先駆けとなることを切に願うものです。 しかしながら、国内の雇用情勢はまだまだきびしく、平成21年度、22年度と取り組んでおります国の交付金事業を活用した緊急雇用創出事業交付金事業及びふるさと雇用再生特別基金事業につきましては、平成23年度も引き続き事業を行い、一人でも多くの求職者の皆様の御期待に応えられるよう、多くの雇用機会の提供に努めてまいります。 農業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあり、特に、口蹄疫については、昨年の4月に宮崎県において発生が確認されて以来、感染した家畜及び感染が疑われる家畜およそ29万頭が殺処分され、8月末に終息いたしました。 しかしながら、11月26日には、韓国において口蹄疫が発生、また同日、島根県においては高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認され、その後、宮崎、鹿児島、愛知、大分そして和歌山、三重県と各地に拡大しており、いまだ終息の兆しはありません。幸い本市への感染には至っておりませんが、鳥インフルエンザは野鳥が感染源となる可能性が高いことから、関係農家は防鳥ネット設置やその他の防疫対策を講じているところであります。市といたしましても今後も、情報の収集に努め、関係機関と連携して早期対応を図ってまいります。 また、平成23年度からは農業者戸別所得補償制度が本格的に実施されます。販売価格が生産費を恒常的に下回っている作物を対象として、その差額を交付することにより、農業経営の安定と国内生産力の確保を図るとともに、戦略作物への作付転換を促し、もって食料自給率の向上と農業の多面的機能の維持を目指すための制度であります。22年度は米の戸別所得補償モデル事業が実施されましたが、これに加えて平成23年度には畑作物についても所得補償交付金が直接交付されることになります。 対象作物は、麦、大豆、てんさい、でん粉原料用ばれいしょ、そば、なたねの6品目となっておりますので、生産農家の皆様に制度の目的を十分に御理解いただき、地域の実情に応じて取り組みを推進してまいります。 西海市にとって、農業は基幹産業であり、これまで同様、地域の担い手を認定農業者や集落営農組織と位置づけ、やる気のある農家には、園芸ビジョン21パワーアップ対策事業、ながさき「食と農」支援事業、家畜導入等の補助事業を有効に活用し、支援を行ってまいります。 また、イノシシによる被害は年々拡大し、深刻な問題となっておることに鑑みまして、平成22年度には市農林課の中にイノシシ対策専門の班を設置し取り組んだところ、捕獲頭数は前年度の約3倍の実績を上げ、一定以上の成果があったと考えております。 さらに平成23年度は、有害鳥獣被害防止対策を最重点施策とし、広範囲にわたってワイヤーメッシュ柵を設置し、効率的な防ぎょ及び捕獲を行うため、市長特別枠予算によりイノシシ撃退事業を実施いたします。近年、耕作放棄地が年々拡大し、里山との境が不明瞭となっており、民家付近までイノシシが現れている状況です。対策として、地域の皆様にも御協力いただき、集落全体でワイヤーメッシュ柵を設置し、維持管理をしていただくことで、被害防止と遊休農地の解消、ひいては地域の連帯感の醸成と地域の再生につなげていただければと考えているところです。 林業について、価格の安い外国材の輸入に始まった国産材の需要低下は、林業従事者の生産意欲を減退させ、管理放棄された森林が増加しつつある中、本市の森林行政は様々な事業を展開し、その保全に努めてきているところであります。 西海市の市有林の面積は730ヘクタールあり、市全体の面積の約5.4パーセントを占めておりますが、急峻な小地形で痩せ地が多く林地生産力が低いため林業経営には厳しい状況下にあります。 しかしながら、西海市で取れるヒノキ材は、真円(しんえん)、目詰まり材で色艶が良く、市場では好評を得ております。今後もヒノキ等、人工林資源を活用するために間伐及び作業路網の整備を計画的に進め、南部森林組合西海支所に建設された製材所とも連携をとりながら、長崎県で唯一のヒノキのブランド化を図りたい所存でございます。 また、森林基幹道整備事業につきましては、平成26年度完成を目指し、用地の先行取得に努めてまいります。 水産業につきましては、平成22年度はタチウオ、イサキなど主要魚種の漁獲が前年以上に減少し、更に魚価回復の兆しもありません。また、燃油をはじめとする漁業資材についても相変わらず高水準を保ったままとなっております。併せて、地球温暖化など環境問題による水産資源への影響や、担い手の減少と高齢化、漁協経営の弱体化など多くの問題を抱えています。 こうした状況の中、将来に向けた明るい展望を持った水産業の環境を整備するため、もうかる水産業を目指し、西海市水産業の再生のための積極的な施策の展開を図ってまいります。 今後の取り組みといたしましては、定住促進と新規漁業就業者の育成確保のため21世紀の漁業担い手確保推進事業や新規漁業就業者フォローアップ事業による支援を行ってまいります。またもうかるブランド体制支援事業により市内水産物のブランド化、新たな加工品の開発に取り組んでまいります。 さらに海藻バンクの設置や環境・生態系保全活動支援交付金事業により藻場造成に努めるとともに、種苗放流などによる水産資源の増殖を図ってまいります。 また、消費者の食に対する意識の高まりに伴って、美容健康面から見た魚食の重要性が見直されています。このような社会情勢を踏まえ、市内高校生に魚食の大切さ、市内水産物の素晴らしさを教え伝える魚食伝道師育成事業により、若い世代から新たな魚食の普及を展開してまいります。 漁港の整備事業としましては、平島地区の交通拠点である平島漁港に、新たにフェリー待合所を整備することにより、離島住民の利便性の向上を図ってまいります。 商工関係については、前年度から実施しております商工業者と農林水産業者等の異業種間コラボによる新たな産業構造の創造、及び市内産業の活性化を図るべく新事業起業者コラボ支援事業を本年度も継続展開し、専門家による事業計画の策定等のサポートを推進してまいります。 また、西海市の地域経済の活性化を図るため、第2弾となる西海市プレミアム付商品券発行事業を実施し、その経済効果として1億1,000万円以上を見込んでおります。 次に、観光振興につきましては、長崎県が『龍馬伝』につづく新たな観光振興策として実施する長崎食の観光推進プロジェクトに合わせ、本市におきましても豊富な食資源を活用した「食」による観光振興で更なる交流人口の拡大と経済的波及を図ってまいります。 まず、昨年度から長崎県の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業、食の王国西海・コンシェルジュ事業に取り組んでおり、今後、さいかい丼フェアなど既存イベントの磨き上げや、市内の食に関する情報の収集と整理を行います。 また、西海大鍋まつりを西海市の食、観光の目玉のイベントとして今年度も実施し、市民と一体となり、さいかい力、特産品などのPRを行ってまいります。 さらに、食のまち西海・情報発信とおもてなし事業により、旧オランダ村を情報発信の拠点として案内所機能を強化するとともに、直売所など市外からの利用者が多い店舗をサテライトとして、案内所機能を持たせるための研修事業を実施いたします。 県の雇用創出基金事業を活用した、ふるさと雇用再生特別基金事業では、平成21年度から行っております西海名人倶楽部ブランディング事業により、西海市の特徴をいかした魅力ある着地型旅行商品と「ヒト」に着目し、付加価値をつけた農林水産物の販売を行い、西海市の知名度アップを図ってまいります。 広域連携事業としましては、平戸・佐世保・西海ロングステイ観光圏協議会の整備事業において観光地づくりプラットフォーム事業を行い、3市が連携して長期滞在型の魅力ある旅行商品を造成し、販売を行います。 また、ハウステンボスと佐賀県を含むその周辺地域との連携を行うため、ハウステンボス周遊観光協議会を設立し、観光ルート及び観光資源の開発、観光情報の共有化を図ってまいります。 平成22年度から開始した、長崎県の緊急雇用創出事業臨時特例基金事業、ラジオ番組とホームページを活用した情報発信事業によるさいかいGenkiラジオは、今年度も西海市観光協会のホームページと併せて、西海市の観光に関するあらゆる情報を発信してまいります。 教育行政については、西海市教育振興基本計画に基づき、引き続き心身ともに健康な市民の育成を目指し、計画に掲げた事項の実現に向け取り組んでまいります。 本計画は平成20年度に策定したものでありますが、今年度、市の総合計画の見直しが行われますので、併せて本計画においても、社会情勢の変化や計画の進捗状況を反映させるための見直しを行います。 小中学校適正配置につきましては、まず、西海地区及び大島・崎戸地区において、平成22年度に中学校適正配置実施計画を策定したところであり、今後は本計画に基づいて、学校開校準備協議会等を開催し、保護者並びに地域住民の皆様の声を広く聞きながら、新しい中学校の開校に向けて取り組んでまいります。 大瀬戸地区の小学校適正配置については、小学校適正配置実施計画(素案)の説明会や懇話会を開催し、保護者並びに地域住民の皆様の御理解をいただきながら、円滑な実施に向けて取り組んでまいります。 また、学校施設の整備につきましては、安心安全で快適な学校教育環境の構築に努めるため、昨年度に引き続き市内小中学校の耐震改修事業を年次計画に基づき推進するとともに、大規模改修や運動場の整備等、学校施設の改修に取り組んでまいります。 学校教育につきましては、学校・家庭・地域の三者が協働の精神に基づき、確かな学力、豊かな人間性、たくましい体の育成を目指すとともに、子どもの個性や創造性を育む教育を推進してまいります。 そのため、次のような取り組みをいたします。 まず1点目は、能力や個性を伸ばす教育の推進であります。確かな学力の定着を目指し、分かる授業の実現と家庭学習の充実を図ります。また、平成23年度は、市独自の教育補助員を16名配置し、個々人に応じたきめ細かな指導を進めてまいります。 2点目に、豊かな心の育成とふるさとを学ぶ教育の推進であります。日本語に対する感性を磨き、言語生活を充実させるために「美しい日本語」推進事業を進めてまいります。また、ふるさと西海市を学ぶ「西海学」を小学校高学年において実施し、郷土を愛する心を育みます。 不登校児童生徒の解消に向けて、適応指導教室を拠点に学校復帰の支援や学習機会の提供に努めてまいります。また、スクールカウンセラーや心の教室相談員を配置し、個別の相談にも応じることのできる体制を整えます。 3点目は、健康な学校生活の実現であります。 食と学力の相関が明らかになりつつある中、早寝・早起き・朝ごはん運動を継続し、100パーセントの実現に向けて取り組んでまいります。さらに、食育を中心とした基本的な生活習慣の確立を図るとともに、スポーツに親しむ児童生徒の育成に努めてまいります。 続きまして、社会教育について申し上げます。 本市では、少子高齢化の進行に加え、最近では核家族の増加が顕著となり、地域住民の連帯感の希薄化が新たな問題として生じております。このような環境の変化を背景に、地域づくりと家庭での子育て支援を含めた、子どもの教育の再生の立場から、それぞれの地域で取り組まれている公民館活動のあり方が特に注目されております。 このため、住民が主体的に取り組む生涯学習活動の支援や、学習活動をコーディネートする地域リーダー等の育成に努めるとともに、職員自らが地域に出向き、自治公民館活動の支援や、各地区の実態に応じた公民館組織の整備を推進してまいります。このことにより、地域づくりの核となる公民館活動の活性化を図り、市民自らの生活や地域社会の課題解決を促進するための個人や関係団体の連携強化に努めてまいります。 一人一人の権利を尊重する人権教育の分野におきましては、平成20年度に発足した西海市人権教育実行委員会を中心として、西海市人権のつどいを開催するなど市民が一体となった人権教育の推進に努めてまいります。 青少年の健全育成につきましては、思いやりのあるたくましい子どもたちの育成を目指し、青少年健全育成大会の実施や、青少年体験活動を通して青少年が健全に育つ環境づくりを進めます。 生涯学習環境を充実していく上で、重要な役割を果たしております図書館・図書室の施設運営におきましては、西海市子ども読書活動推進計画に沿って、学校・公立図書館・図書ボランティアが連携しながら、読書環境の整備を図ってまいります。 また、平成21年度に市内の図書館・図書室を相互のネットワークで結んだ図書システムが導入されたことにより、蔵書管理の一元化が図られ、市内のどの図書館からでも読みたい本の検索や、貸出・返却ができるようになりました。今後は、地域の学習拠点である図書館が、より多くの市民に利用されるよう充実を図ってまいります。 文化振興面におきましては、平成20年度から開始された国指定天然記念物七ツ釜鍾乳洞の学術調査を継続するとともに、市内に残る文化財や様々な歴史遺産について、調査及び研究を行い、その保存と活用に努めます。 また、伝統文化の保存・継承及び、文化団体の育成と芸術文化の振興に努めてまいります。 平成23年度には、文化活動の振興と普及を通して、本市の文化基盤の発展に寄与することを目的に西海市文化協会の創設を目指しております。本市といたしましても、本会の自立した運営のための支援を行ってまいります。 スポーツの振興につきましては、平成20年度に策定したスポーツ振興基本計画に基づいた事業展開を行うとともに、スポーツ振興審議会を開催し、幅広く市民の声を聞きながら本市のスポーツ振興全般について推進を図ってまいります。 また、引き続き健康の里推進事業に取り組むこととし、本事業の更なる推進を図りながら軽スポーツの普及、指導や健康講座を実施し、市民の健康づくりを促進してまいります。 スポーツ指導者の育成に関しましては、体育指導委員の更なる資質の向上を図るため、研修の場を設けるとともに、西海市体育協会との連携を図りながら、競技力向上と指導体制の構築に努めてまいります。 施設面では、市営大瀬戸プールを大瀬戸総合運動公園内に移転するための新設工事に着手しております。 他の施設につきましても、全体的に老朽化が進んでおり、計画的な改修や安全点検を行い、老朽化の著しい施設につきましては、廃止や用途変更も視野に入れて、効率的な運営に努めてまいります。 また、本市は平成26年度開催の長崎国体において、新体操競技の会場となっております。平成22年度、既に国民体育大会西海市準備委員会を立ち上げておりますので、今後は、国民体育大会実行委員会に移行し、スポーツ教室の開催など国体機運の醸成に努めるとともに、会場地である大瀬戸体育館の整備を進めます。また、他の競技種目につきましても、ジュニア層の競技力向上に資する取り組みを行ってまいります。 保健福祉部関係では、少子高齢化の進行する本市において、安心して生み育て豊かに暮らせる里づくりの実現を目指して各種の保健と福祉施策に取り組んでまいります。 保健事業につきましては、全ての市民が地域で健やかに生き生きと暮らすため、21世紀の総合的な健康づくり計画であります「健康さいかい21」について平成24年度を最終年度として、22年度に中間見直しを行いました。目標達成のため、市民自らが、自身の健康づくりに取り組むことができるよう、意識の向上を図り健康づくり事業を推進してまいります。 まず、死亡原因の第1位であるがん対策として、国では、がん対策推進基本計画を策定し、早期発見のため、がん検診受診率50パーセントを掲げ、21年度より女性のがん検診無料クーポン券が導入されました。加えて本市では、平成23年度から40歳に達した男女の方に対して集団検診の自己負担を無料にし、更に、近年増加している大腸がんについても、40歳から60歳までの5歳きざみの方々を対象に大腸がん検診を無料化とします。 また、本市は、自殺による死亡者が県下でも高い状態にあることから、22年度に自殺予防対策庁内連携会議を設置しました。窓口の相談対応を強化するとともに、啓発パンフレット等を作成し自殺予防対策を図ってまいります。 母子保健事業につきましては、妊婦健診、乳幼児健診等の母子保健事業を行うとともに、今年度は、国の子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業を受けて、新たにHib(ヒブ)ワクチンと小児肺炎球菌ワクチンの接種と併せて、中学生から高校1年生までの女子に対して子宮頸がんワクチンの無料接種を導入します。実施にあたっては、保護者等へ周知を行い、迅速な対応を図ってまいります。 児童母子福祉関係では、次代を担う子どもたちが健やかに生まれ育つことができるよう、子育て支援体制の整備の充実を図ってまいります。 中でも西海市は、第2子以降の保育園、幼稚園児の保育料を無料化とする、県内でも先駆的な取り組みを行っており、これを継続して実施するほか、保護者の多様化する就労形態に対応するための延長保育や放課後児童クラブなど、各種の保育サービスの充実に引き続き努めてまいります。 さらに23年度は、児童虐待等の相談に携わる職員の資質の向上や児童の安全確認を行う体制整備の強化を図ります。 乳幼児福祉医療制度では、対象医療費の支払い方式を4月診療分から一部の医療機関等を除き、現物給付方式に変更します。これにより、これまで市役所に出向き行っていた支給申請の手続きが不要となり、保護者の皆様の利便性が大きく向上することとなります。 障がい福祉関係では、障がい者福祉の方向性の基本となる障がい者基本計画及び障がい福祉計画の見直しを行います。 地域福祉関係では、地域福祉計画が3月末に策定が完了しますので、今後、民間の活動計画として社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画とも連携し、市民の皆様に御協力を頂きながら地域福祉の推進に努めてまいります。 高齢者福祉につきましては、高齢者一人一人が住み慣れた地域でいつまでも元気で、安心して暮らし続けることができるよう、地域包括支援センターを核として、高齢者の生活機能向上のための介護予防事業を積極的に展開します。また、さまざまな総合相談、権利擁護、認知症対策事業を推進して在宅サービスの一層の充実を図るとともに、高齢者の閉じこもり防止、仲間づくり、生きがいづくりを目的に、引き続きわいわいサロン事業を実施します。 さらに、西海市高齢者虐待ネットワークを設置し地域における高齢者見守り活動を支援するとともに、虐待等を未然に防ぐ地域づくりを推進します。 介護保険事業につきましては、23年度は、第5期介護保険事業計画の策定年となっております。4期計画の内容と大きな変更はありませんが、今回は特に日常生活圏域・高齢者実態調査を行い、ニーズを把握しながら計画策定を行うこととしております。 先行き不透明な経済情勢を背景に、やむを得ない事情により離職を余儀なくされ生活に困窮された方々や、疾病などにより働くことが困難で生活に困窮された方々などに対して、最低生活保障としてのセーフティーネット機能の円滑な運用を引き続き進めてまいります。加えて、就労支援を始めとする自立に向けた各種支援策を講じてまいります。 国民健康保険事業については、高騰を続ける医療費や景気低迷による所得の伸び悩みなど、厳しい財政運営を強いられており、医療費の適正化、削減対策は、ますます重要な課題となっております。依然として死亡率が高いがん、脳卒中、心臓病の予防を中心に、糖尿病や高血圧症など生活習慣病に起因する疾病が急増してきている現状を踏まえ、健康教育、健康相談、訪問指導等の充実と関係機関との連携を図り、市民の健康づくりの意識を高めてまいります。また特定健診受診率及び特定保健指導の実施率向上に努め、内臓脂肪型肥満に着目した生活習慣病予防の徹底した追跡指導と改善を図りながら、市民の健康づくりの支援を進めてまいります。 国保直営診療所の運営につきましては、老朽化した設備の改修など、医療体制の充実を図ってまいります。 後期高齢者医療については、長崎県後期高齢者医療広域連合と連携しながら、円滑な制度の運営を図ってまいります。 以上、地域再生をテーマとした、平成23年度の市政運営について、私の思いを込めて御説明させていただきました。市民の皆さんに対しましては、本年も予定しております市政懇談会にて直接お話させていただく予定ですので、多くの市民の皆様のお集まりをお願いします。そして、協働のまちづくりの思いを御理解いただき、数々の施策に対し御協力いただきますよう心よりお願い申し上げる次第です。 最後に、平成23年度においても、西海市の更なる浮揚のため全身全霊を傾注し努力することをお約束して、私の施政方針とさせていただきます。 御聴講、誠にありがとうございました。 ○議長(中野良雄)  これで施政方針を終わります。 △日程第5 議案第3号から日程第19 議案第17号までの15件 ○議長(中野良雄)  日程第5 議案第3号 西海市西海農民センターの指定管理者の指定についてから日程第19 議案第17号 西海市崎戸高齢者生活支援ハウスの指定管理者の指定についてまでの15件を一括議題とします。 各委員長の報告を求めます。 始めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。     〔「議長」の声あり〕
    ○議長(中野良雄)  杉澤泰彦総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長(杉澤泰彦) 〔登壇〕 総務文教常任委員会に付託されました委員会審査について報告いたします。 平成23年2月14日 西海市議会議長 中野良雄様 総務文教常任委員長 杉澤泰彦 委員会審査報告書 本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第101条の規定により報告します。 事件の番号、議案第3号、件名、西海市西海農民センターの指定管理者の指定について、審査の結果、原案可決 以上です。 ○議長(中野良雄)  以上で、総務文教常任委員長の報告を終わります。 次に、厚生常任委員長の報告を求めます。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  浅田幸夫厚生常任委員長。 ◆厚生常任委員長(浅田幸夫) 〔登壇〕 それでは厚生常任委員会の審査報告をいたします。 平成23年2月16日 西海市議会議長 中野良雄様 厚生常任委員長 浅田幸夫 委員会審査報告書 本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第101条の規定により報告します。 事件の番号、件名、審査の結果の順に報告します。 議案第4号 西海市大瀬戸社会福祉センターの指定管理者の指定について 原案可決 議案第5号 西海市立横瀬保育所の指定管理者の指定について 原案可決 議案第6号 西海市立大島児童館の指定管理者の指定について 原案可決 議案第7号 西海市江島デイサービスセンターの指定管理者の指定について 原案可決 議案第8号 西海市平島デイサービスセンターの指定管理者の指定について 原案可決 議案第9号 西海市デイサービスセンターつばき苑の指定管理者の指定について 原案可決 議案第10号 西海市大瀬戸デイサービスセンターの指定管理者の指定について 原案可決 議案第11号 西海市黒口ふれあいの館の指定管理者の指定について 原案可決 議案第12号 西海市高齢者コミュニティセンター「くろくち荘」の指定管理者の指定について 原案可決 議案第13号 西海市中浦すこやかセンターの指定管理者の指定について 原案可決 議案第14号 西海市大島配食サービスセンターの指定管理者の指定について 原案可決 議案第15号 西海市西海高齢者生活支援ハウスの指定管理者の指定について 原案可決 議案第16号 西海市大島高齢者生活支援ハウスの指定管理者の指定について 原案可決 議案第17号 西海市崎戸高齢者生活支援ハウスの指定管理者の指定について 原案可決 以上でございます。 ○議長(中野良雄)  以上で、厚生常任委員長の報告を終わります。 これで各委員長の報告を終わります。 これから各委員長報告に対する質疑を行います。 始めに、総務文教常任委員長報告に対する質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  以上で、総務文教常任委員長報告に対する質疑を終わります。 次に、厚生常任委員長報告に対する質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  以上で、厚生常任委員長報告に対する質疑を終わります。 これで各委員長報告に対する質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで討論を終わります。 議案第3号から議案第17号までの15件を一括して、採決します。 議案第3号から議案第17号までの15件に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決です。 お諮りします。 議案第3号から議案第17号までの15件は、いずれも各委員長の報告のとおり決定することに、御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、議案第3号から議案第17号までの15件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決されました。 △日程第20 同意第1号 ○議長(中野良雄)  日程第20 同意第1号 西海市教育委員会委員任命同意についてを議題とします。 市長に提案理由の説明を求めます。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 ただ今、上程いただきました同意第1号について、提案理由の御説明を申し上げます。 同意第1号は、西海市教育委員会委員任命同意についてで、今回、提案させていただきますのは、平成19年5月17日から教育委員を務めていただいております北島淳朗委員が、本年5月16日をもって任期満了を迎えられることによるものです。 御承知のように教育委員は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関して深い識見を有する方の中から議会の同意を得て選任される要職ですが、北島氏は、その温厚誠実なお人柄に加え、教育行政全般に広く精通され、教育分野における豊富な知識をお持ちの方であり、これまでも、西海市の教育委員として大いに活躍いただいている方でございます。 正に教育委員として適任であると存じますので、引き続き就任いただくこととして提案申し上げるものでございます。 以上で、同意第1号についての提案理由の御説明を終わります。 何とぞ御同意を賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(中野良雄)  提案理由の説明が終わりました。 これから質疑を行います。 本案は、人事案件ですので、個人の人権にかかわる発言がないようお願いします。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで質疑を終わります。 お諮りします。 同意第1号は、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第1号について、委員会の付託を省略することは、可決されました。 委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで討論を終わります。 これから、同意第1号 西海市教育委員会委員任命同意についてを採決します。 お諮りします。 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第1号 西海市教育委員会委員任命同意については、同意することに決定しました。 △日程第21 同意第2号から日程第26 同意第7号までの6件 ○議長(中野良雄)  日程第21 同意第2号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてから日程第26 同意第7号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてまでの6件を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 同意第2号から同意第7号までの6件は、いずれも西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてで、御承知のように固定資産評価審査委員会は、固定資産課税台帳に登録された価格について、住民から不服申立があった場合に審査決定を行う機関で、委員には、公正かつ厳正な人格と固定資産評価に関する知識が求められます。 現在、西海市では、定数どおり6名の委員に就任いただいておりますが、全ての委員が本年5月16日をもって任期満了を迎えることとなっております。 そこで、同日限りで退任予定の築山委員長並びに池田委員の後任委員として松本良介氏並びに三浦純一氏の選任について、加えて、引き続き就任いただく予定の川崎、尾崎、井崎、久賀の各委員の再任について、それぞれ地方自治法(訂正後:地方税法)(同ページに訂正発言あり)第423条第3項の規定に基づき議会の同意を求めるもので、今回選任しようとする各氏は、いずれも人格、識見ともに固定資産評価審査委員会委員として適格であると存じます。 以上で、同意第2号から同意第7号までの提案理由の御説明を終わります。 何とぞ御同意を賜りますよう、お願いを申し上げます。 失礼しました。 ミスがありましたので訂正させていただきます。 地方自治法と私は読み上げたと思うんですが、地方税法に訂正させていただきます。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(中野良雄)  これで同意第2号から同意第7号までの6件の提案理由の説明が終わりました。 この際、お諮りします。 同意第2号から同意第7号までの6件については、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略することに、御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第2号から同意第7号までの6件について委員会の付託を省略することは、可決されました。 委員会の付託を省略します。 質疑、討論及び採決は一議案ごとに行います。 人事案件でありますので、個人の人権にかかわる発言がないようお願いします。 はじめに、同意第2号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「議長」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  3番、小嶋議員。 ◆3番(小嶋俊樹)  委員会の人選についての御質問ではないわけですけども、固定資産の評価委員会の昨年度の開催、まあ土地、家屋と減価償却に関するあれがされるわけでしょうけども、これが実績がちょっと私がわかりませんので、昨年度、近年にそういう申し出があって、委員会が開かれて、そういう何らかの結果が出てるのか。その辺をお教え願いますでしょうか。 ○議長(中野良雄)  後もって答弁させます。 ほかにありませんか。 しばらく休憩します。     午前11時58分 休憩     午前11時59分 再開 ○議長(中野良雄)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで討論を終わります。 これから、同意第2号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてを採決します。 お諮りします。 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第2号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については、同意することに決定しました。 次に、同意第3号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで討論を終わります。 これから、同意第3号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてを採決します。 お諮りします。 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第3号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については、同意することに決定しました。 次に、同意第4号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 これで討論を終わります。 これから、同意第4号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてを採決します。 お諮りします。 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第4号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については、同意することに決定しました。 次に、同意第5号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで討論を終わります。 これから、同意第5号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてを採決します。 お諮りします。 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第5号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については、同意することに決定しました。 次に、同意第6号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで討論を終わります。 これから、同意第6号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてを採決します。 お諮りします。 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第6号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については、同意することに決定しました。 次に、同意第7号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についての質疑を行います。 質疑は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論は、ありませんか。     〔「なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  これで討論を終わります。 これから、同意第7号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてを採決します。 お諮りします。 本案は、これに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(中野良雄)  異議なしと認めます。 したがって、同意第7号 西海市固定資産評価審査委員会委員の選任同意については、同意することに決定しました。 岸本監査委員事務局長。 ◎監査委員事務局長(岸本徹也)  先ほどお尋ねがありました固定資産評価審査委員会の開催状況についてでございますけれども、平成21年度1件、土地に関しましての審査申し出があって、審査委員会が開催されております。 平成22年度においては固定資産評価委員会は開催されておりません。 以上です。 △日程第27 議案第19号から日程第60 議案第52号までの34件 ○議長(中野良雄)  日程第27 議案第19号 西海市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから日程第60 議案第52号 平成23年度西海市工業用水道事業会計予算までの34件を一括議題とします。 市長に提案理由の説明を求めます。 ◎市長(田中隆一) 〔登壇〕 ただ今、上程いただきました議案第19号から議案第52号までの34議案について、一括して提案理由の御説明を申し上げます。 始めに、議案第19号は、西海市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、報酬等の支給方法に関して、現在、年額で支給する報酬については、当該各種委員が月の途中でその職に就き、又はその職を離れた場合でも、その月を一月とみなして算定しておりますが、今後、このような場合には、日割計算により算定して支給することとし、所要の改正を行うものです。 また、今議会に提出されております西海市市有林取締人設置条例を廃止する条例の制定に併せ、その他の各種委員等の報酬について規定する別表第1中の市有林取締人の項を削除するための改正を行うものです。 議案第20号は、西海市立保育所幼稚園民営化等検討委員会条例の制定についてで、現在、市が直営で管理運営を行っている間瀬保育所、蠣浦保育所及び大島幼稚園の民営化計画に関して、広く有識者や市民の声を反映させるための機関として本委員会を設置しようとするものです。 議案第21号は、西海市総合支所設置条例の一部を改正する条例の制定についてで、平成23年4月1日に予定する組織改編により、大島総合支所においては、新たに崎戸町の区域にかかる業務の一部も併せて所管する予定としていることから、各総合支所の所管区域を定める別表の規定について所要の改正を行うものです。 議案第22号は、西海市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてで、西海市立病院等の民間移譲に伴う病院事業等の消滅に加え、合併以来取り組んできた新規採用の抑制もあり、実職員数と条例定数との間に大幅な乖離が生じることから、条例定数の改正を行うもので、これにより、西海市の職員定数を総数480人から396人に削減するものです。 議案第23号は、西海市ふるさと創生基金条例を廃止する条例の制定についてで、本基金は、合併前の旧町において、ふるさと創生事業により全市町村に1億円が交付された際に、地域の活性化や発展のための活用を目的として造成された各基金を承継したものですが、これまで活用実績がなく、類似目的で設置する地域振興基金との比較においても、今後、本基金の活用が見込まれないことから、今回、これを廃止しようとするものです。 議案第24号は、西海市公共待合所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、国道202号線の改良工事に伴う瀬戸港待合所の移転新築による住所表記の変更及び同待合所に設置される売店の使用料金の算定方法の変更に伴う改正を行うものです。 議案第25号は、西海市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、同じく国道202号線の改良工事に伴い、大瀬戸町内の一部の市営駐車場の廃止及び新設による改正を行うとともに、時間駐車にかかる使用料の24時間ごとの上限額について改正を行うものです。 議案第26号は、西海市市有林取締人設置条例を廃止する条例の制定についてで、市有林取締人は、本条例に基づき、市有林の造林や払下げに関する業務を補助し、市有山林、原野境界等の管理と区域内における盗材等の取締りを職務として設置されているもので、平成18年度までは、旧町時代から取締人が設置されていた大瀬戸地区のみを業務区域として活動いただいておりましたが、西海市発足後も依然として、業務区域が市内の限られた範囲に留まっていたことから、その在り方について見直しを図ることになり、平成19年度から一旦活動が休止されていたものです。 その後、集中改革プランの策定に併せ、再度検討した結果、市有林取締人に対する市民の関心度も低く、全市的な観点からは、決して活動の必要性が高い状況とは言えず、このままでは、市内他の地区との公平性も保てないとの判断から、今回、市有林取締人の設置を廃止しようとするものです。 議案第27号は、ふるさと西海応援寄附金条例の一部を改正する条例の制定についてで、ふるさと納税の制度は、個人の方が、ふるさとを始め、応援したいと思う市町村等に寄附を行った場合に、寄附金の5,000円を超える部分について個人住民税の概ね1割を限度に、所得税と合わせてその全額が控除されるというものですが、今回、旧長崎オランダ村施設の再生に要する費用を広く募集するため、寄附金の使途に旧長崎オランダ村施設の再生に関する事業の項目を追加し、オランダ村の再生を応援したいとの考えをお持ちの全国の皆様に、そのお気持ちを形にしていただく方法の一つとして設けるものです。 議案第28号は、西海市県営土地改良事業分担金徴収条例の制定についてで、長崎県が、土地改良事業として平成23年度から平成28年度までの間、本市で施行する丸田地区県営耕作放棄地解消・発生基盤整備事業に関して、土地改良法第91条第2項の規定により西海市が負担することとなる費用相当額を、同条第3項及び地方自治法第224条の規定に基づく受益者の分担金として徴収するため、西海市県営土地改良事業分担金徴収条例を制定するものです。 また、平成17年4月1日の西海市発足の際、地方自治法施行令第3条の規定に基づき、引き続き施行しておりました西海町県営土地改良事業分担金徴収条例について、既に対象となる事業が完了していることから、この際、本条例の附則において併せて廃止しようとするものです。 議案第29号は、あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更についてで、公有水面埋め立てにより、大瀬戸町内においてあらたに土地が生じ、字の区域の変更を要することになったので、地方自治法第9条の5第1項及び同法第260条第1項の規定により、議会の議決を求めるものです。 議案第30号は、市道の路線認定についてで、この路線は、平成5年度に圃場整備事業により、市道江里札松線と市道松の平線とを結ぶ道路として建設されたもので、現在、生活道路として欠かすことのできない路線となっておりますが、今回、地元からの申請もあり調査及び審査した結果、市道の認定要件を満たすものと認められたことから、本案を提出するものです。 議案第31号は、西海市税条例の一部を改正する条例の制定についてで、軽自動車税の減免措置に関して、生活保護基準等の取扱いの変更に伴い、軽自動車等を保有する被保護者の負担軽減を図るとともに、身体障害者に対する減免対象の拡充を目的として所要の改正を行うものです。 議案第32号は、西海市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてで、国の緊急少子化対策として、平成21年10月から平成23年3月までを期間として暫定的に引き上げられた出産育児一時金の支給について、本年4月から恒久化されることに伴い、健康保険法施行令等の一部を改正する政令の公布に合わせ、本条例についても所要の改正を行うものです。 議案第33号は、西海市地域福祉推進会議設置条例の制定についてで、本年3月末に策定する西海市地域福祉計画に基づいた地域福祉の推進に加え、福祉に関する情報の共有や関係機関との総合的な連携を図ることを目的として、現行の西海市地域福祉計画策定委員会設置条例を廃止するとともに、当会議を新たに設置しようとするものです。 議案第34号は、西海市要保護児童対策地域協議会設置条例の制定についてで、児童福祉法第25条の2第1項の規定に基づき、要保護児童等の適切な保護及び支援を図るため、当協議会を新たに設置しようとするものです。 議案第35号は、西海市社会福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、大瀬戸社会福祉センターに設置されているゲートボール場利用者の負担軽減を目的として、本年4月から同センターにおいて、ゲートボール場のみを利用した場合の利用料金を無料化するほか、利用料金の内容を実態に合わせた規定とするなど所要の改正を行うものです。 議案第36号は、西海市高齢者生活支援事業実施施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてで、本条例に規定する大島生き生きデイサービスセンターで実施されておりましたデイサービス事業については、現在、西海市社会福祉協議会大島支所内にあるデイサービスセンターで実施されており、同センターが利用されていない現状から、来年度からその供用を廃止しようとするものです。 議案第37号は、平成22年度西海市一般会計補正予算(第6号)で、既存の予算に30億5,179万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を259億3,109万7,000円としております。 補正の主な内容は、合併当初からの最優先課題でありました大島大橋の無料化を実現するための県道路建設事業地元負担金、長崎県鳥獣被害防止総合対策事業費等を計上しております。 このほか、各事業の精算に伴う減額、国県支出金や市債等の特定財源の確定に伴う財源組替及び年度末までの予算執行に必要なものについて追加補正しております。 議案第38号は、平成22年度西海市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)で、国保事業勘定では、既存の予算に2,563万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を45億8,551万4,000円としております。 補正の主な内容は、歳入では共同事業交付金の減額を、歳出では保険給付費の増額を計上しており、財源不足分は財政調整基金より繰り入れることとしております。 直診勘定では、既存の予算から212万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を2億6,120万4,000円としております。 補正の主な内容は、診療所の医業費の減額によるもので、県支出金及び一般会計繰入金により減額調整しております。 議案第39号は、平成22年度西海市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)で、既存の予算から204万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を8億6,296万5,000円としております。 補正の主な内容は、特定防衛施設周辺整備調整交付金の追加内示に伴う西海寄船地区送水管布設事業の財源組替、水道施設ポンプ取替事業の事業費確定に伴う工事請負費の減額、償還額確定に伴う償還金利子の減額を計上しており、これに伴い一般会計繰入金及び市債を減額しております。 議案第40号は、平成22年度西海市下水道事業特別会計補正予算(第4号)で、既存の予算から9,464万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を15億8,250万円(訂正後:8,520万円)(65ページに訂正発言あり)としております。 補正の主な内容は、公共下水道事業及び浄化槽事業の計画変更に伴う事業費等の減額により、一般会計繰入金及び市債を減額しております。 議案第41号は、平成22年度西海市特別養護老人ホーム大崎やすらぎ荘特別会計補正予算(第3号)で、既存の予算に4,323万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億6,107万5,000円としております。 補正の主な内容は、平成22年度末で大崎やすらぎ荘が廃止されるため、やすらぎ荘財政調整基金及び決算見込額に対する執行残額を一般会計に繰り入れるための予算措置を行っております。 歳入では、当施設の主な収入である施設介護サービス費収入1,045万2,000円、同じく個人負担金84万円を計上し、併せて、居宅介護サービス費収入609万2,000円、財政調整基金利子6,000円及び財政調整基金繰入金2,584万6,000円を計上しております。 歳出では、非常勤職員報酬558万4,000円を減額し、積立金6,000円及び一般会計繰入金(訂正後:繰出金)(65ページに訂正発言あり)4,881万4,000円を計上しております。 議案第42号は、平成22年度西海市介護保険特別会計補正予算(第3号)で、保険事業勘定では、既存の予算から17万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を31億2,482万8,000円としており、介護サービス事業勘定では、歳入歳出予算の総額2,920万7,000円に異動はありません。 補正の主な内容は、保険事業勘定では、決算見込みに伴う総務費及び地域支援事業費の組替え並びに国県等補助金精算返還金を計上しており、国県支出金充当の変更及び財源の不足分については基金積立金の減額により調整しております。 介護サービス事業勘定では、繰越金51万円を計上し、同額をサービス収入から減額し調整しております。 議案第43号は、平成22年度西海市水道事業会計補正予算(第4号)で、資本的収入では、既存の予算から128万2,000円を減額し、その総額を1億7,002万2,000円としております。 資本的支出では、既存の予算から341万5,000円を減額し、その総額を2億2,533万6,000円としております。 補正の主な内容は、県事業の延期に伴う大島上水道寺島地区配水管布設替事業にかかる負担金及び工事請負費の減額によるものです。 議案第44号は、平成23年度西海市一般会計予算で、平成23年度の予算編成に当たりましては、昨年度に引き続き、私のマニフェストに掲げる全事業の見直しを行い、無駄を省くことを踏まえ、歳入に見合った歳出構造への転換を基本に、一般財源ベースによる部局単位の枠配分方式とする一方、地域再生を市政運営のテーマとして掲げ、重点施策については市長特別枠を設定し、予算を重点的に配分することとして編成したところです。 その結果、予算総額は208億6,750万円、前年度当初予算との比較で9.3パーセント、17億8,080万円の増となっております。 予算の主な内容は、ごみ処理施設整備事業汚泥再生処理センター整備事業、防災行政無線デジタル化整備事業等大型事業の本格化に伴う増額や、子ども手当、生活保護費等の扶助費の増額及び市立病院等の民間移譲に伴う人件費等の増額となっております。 引き続き厳しい財政状況にありますので、今後とも財政の健全化を念頭に置きながら、主要事業一覧表に掲載した事業を中心に、総合計画に掲げる健康の里さいかいの実現へ向けた取り組みを、積極的かつ確実に実行してまいります。 議案第45号は、平成23年度西海市国民健康保険特別会計予算で、国保事業勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ43億9,115万6,000円を計上しております。 歳入の主な内容は、国民健康保険税7億8,040万9,000円、国・県支出金等で17億1,344万4,000円、前期高齢者交付金で10億2,122万円、共同事業交付金5億7,359万5,000円、繰入金2億1,622万7,000円となっております。 歳出の主な内容は、総務費3,261万8,000円、保険給付費で29億4,253万9,000円、後期高齢者医療支援金で4億3,181万3,000円、介護納付金で2億1,757万1,000円、共同事業拠出金で6億1,521万5,000円、保健事業費4,145万9,000円となっております。 予算編成に当たりましては、医療費及び被保険者の動向により、平成23年度の保険給付費及び後期高齢者医療支援金、介護納付金額を見込み、それに対応する国・県支出金、前期高齢者交付金、一般会計繰入金等を算出し、必要とする国保税額を計上しております。 また、直診診療施設勘定の予算総額は、歳入歳出それぞれ2億6,537万2,000円を計上しており、事業支出に対する診療収入等の不足分は、一般会計繰入金で補填しております。 議案第46号は、平成23年度西海市後期高齢者医療特別会計予算で、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ3億2,081万2,000円としております。 歳出の主なものとしましては、総務費213万7,000円、後期高齢者医療広域連合納付金3億1,829万1,000円を計上しております。 なお、これに伴う財源は、後期高齢者医療保険料、使用料及び手数料、繰入金により調整しております。 議案第47号は、平成23年度西海市簡易水道事業特別会計予算で、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ6億6,709万4,000円としております。 今回の当初予算における主な事業としましては、大瀬戸西浜地区配水管布設替事業等を施設整備費として計上しております。 議案第48号は、平成23年度西海市下水道事業特別会計予算で、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ15億3,508万6,000円としております。 事業の主な内容としましては、特定環境保全公共下水道事業、浄化槽事業の建設改良費及び各施設の維持管理費を計上しております。 議案第49号は、平成23年度西海市交通船特別会計予算で、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1億2,104万7,000円としております。 歳入の主な内容は、使用料及び手数料5,180万3,000円、一般会計繰入金5,763万3,000円で、歳出の主な内容は、事業費1億529万9,000円となっております。 議案第50号は、平成23年度西海市介護保険特別会計予算で、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ31億4,358万5,000円、介護サービス事業勘定の総額を、歳入歳出それぞれ2,837万8,000円としております。 保険事業勘定の歳出の主なものとしましては、総務費6,129万7,000円、保険給付費30億3,810万3,000円、地域支援事業費4,269万9,000円、基金積立金2万2,000円(訂正後2万8,000円)(65ページに訂正発言あり)、公債費100万円及び諸支出金45万7,000円を計上しております。 なお、これに伴う財源は、介護保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金等により調整し、保険給付費の不足分として介護給付費準備基金繰入金を計上しております。 介護サービス事業勘定の歳出の主なものとしましては、介護予防支援業務にかかる居宅サービス事業費2,682万4,000円を計上しております。 なお、これに伴う財源は、介護予防サービス計画費収入及び繰越金により調整しております。 議案第51号は、平成23年度西海市水道事業会計予算で、水道施設の維持管理を目的とした収益的収支におきましては、収益的収入総額2億1,533万8,000円、収益的支出総額2億1,498万6,000円を計上しております。 水道施設の建設改良を目的とした資本的収支におきましては、資本的収入総額9,971万7,000円、資本的支出総額1億5,907万1,000円を計上しております。 なお、資本的収入総額が資本的支出総額に対し不足する額5,935万4,000円につきましては、損益勘定留保資金等で補填しております。 議案第52号は、平成23年度西海市工業用水道事業会計予算で、工業用水道施設の維持管理を目的とした収益的収支におきましては、収益的収入総額8,054万7,000円、収益的支出総額8,052万3,000円を計上しております。 工業用水道施設の建設改良を目的とした資本的収支におきましては、資本的収入総額3,000円、資本的支出総額4,227万2,000円を計上しております。 なお、資本的収入総額が資本的支出総額に対し不足する額4,226万9,000円につきましては、建設改良積立金等で補填しております。 以上で、議案第19号から議案第52号までの34議案についての提案理由の御説明を終わります。 よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 ○議長(中野良雄)  竹口総務部長。 ◎総務部長(竹口一幸)  ただ今、市長のほうから提案理由を申し上げさせていただきましたけども、少し訂正をさせていただきたい分がございますので、訂正をさせていただきます。 提案理由書の14ページにございます下から4行目の中で、議案第40号の平成22年度西海市下水道事業特別会計補正予算(第4号)の分でございますけども、これの歳入歳出予算の総額を15億8,250万円と申し上げましたけども、正しくは15億8,520万円と訂正をお願いいたしたいと思います。(61ページの訂正) それから15ページに記載をしておりますけれども、下から4行目でございますけども、議案第41号の平成22年度西海市特別養護老人ホーム大崎やすらぎ荘特別会計補正予算(第3号)の中で、歳出の中で一般会計繰出金4,881万4,000円というところを、一般会計繰入金と申し上げましたけども、これは繰出金の誤りでございます。(61ページの訂正) それから21ページになりますけども、議案第50号の平成23年度西海市介護保険特別会計予算の中で、真ん中辺にございますけども、基金の積立金2万8,000円のところを2万2,000円と申し上げました。正しくは2万8,000円でございますので訂正をお願いいたします。(64ページの訂正) 以上よろしくお願いいたします。申し訳ございませんでした。 ○議長(中野良雄)  議案第19号から議案第52号までの34件の提案理由の説明が終わりました。 以上で、本日の日程は、全部終了しました。 ただ今、議題としました議案第19号から議案第52号までの34件の質疑、委員会付託を3月10日の本会議で行います。 質疑の発言希望者は3月8日正午までに、その質疑の内容を所定の用紙に記入の上、通告願います。 次回、本会議は3月8日、午前10時から開きます。 所定の時刻までに、御参集願います。 本日は、これで散会します。     午後0時37分 散会...